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別れの後に。

変なエルフが居やがる。

緑色のぼさぼさな髪・水色の目・着慣れてない浴衣。



中央広場で数人の似顔絵を描き、今日はそこそこ儲けたと上機嫌で帰宅…するはずだった。
だった。というのは、決して2度と帰れなくなったとか、明日の朝日を拝むことが出来なくなったわけではなくて。
ただ、一人のエルフの女性に出遭ってしまった。会ったというよりは遭ったという表現が正しい。

「なんでぇ、お前さんは。」

彼は口を開く。
大きな通りであったのならば、エルフの一人や二人避けて通っていたのだろうが…ここは「裏通り」と呼ばれる場所に程近い横道。使う奴はそういないし、細い道だ。人通りなんて呼べるものはまったく無く、そこに居るのは自分と目の前のエルフのみ。
そんな場所で目の前に立ち塞がれたのだ。声を掛ける以外の選択肢が見つからない。

「…宿を…探しています。」

彼女が口を開く。
彼は顔を顰めた。
浮浪者か――にしては身なりはまともだ。ボサボサの髪を除けば、だが。
この手の奴は珍しくない。子供から老人まで、年格好は様々。だから、顔を顰めた。
これは間違いなく面倒事だ、と。
彼は―所謂『普通の人』から見ればだが―あまり賢くもなければ、素行が良い訳でもない。
しかし、困っているヒトを放っておけるほど、悪人でもない。

「宿だぁ?そんならよ、表のほうに良さげなのがあるじゃぁねぇか。持ち合わせがねぇなら、少ねぇがやるから―――」

「今見つかるわけにはいかないのっ!」

あぁ。
言葉を遮られ、彼は思わず空を仰いだ。夕暮れが美しい。
確定した。これは、面倒事だ。それも、人生で一度経験すればお腹一杯ごちそーさま…といった類の。
彼は呻いた。こんな面倒事、経験せずに生きていけると信じていたのに。雷に打たれたほうがよほど納得がいく。

「おいおいおい、ちょっと待て。落ち着け。お前さんはアレか?どこぞの貴族のお嬢様で、今の生活が嫌になって飛び出してきたクチか…それとも、ヤバイ仕事でも請け負って、失敗…殺される前に逃げてきたってクチか?事と次第によっちゃぁ、俺は今から逃げるぜ?」

当然だろう。
ピンからキリまで様々だろうが、「見つかりたくない」なんて台詞を吐く奴は大体厄災の塊だ。
相手にしていたら命がいくつあっても足りない。複数の命を持つと噂の猫又に今からでもなりたい気分だ。

「ち…違います!…その…ちょっと…一緒に居る男性と…その…喧嘩を、してしまって。飛び出してきたもので…見つかりたくなくて」

彼女は俯く。
彼は更に空を仰ぐ。
なんて下らない理由だろうか。しかもまた旦那持ちだ。
そんな理由と状況でどこの馬の骨とも知れない男に声を掛けるのか。世も末だ…なんて呟きつつ彼は目を閉じた。

「あー…あー…わかった。俺の寝床を貸してやる。…ただ、裏通りだぜ。場所が場所だ…お前さんの安全は保障しねぇ。だがよ、俺ぁ外に宿を取る。よかったな。俺がイイ男でよ。…はぁ…ったく、どいつもこいつも、警戒心が足りねぇぜ…」

深いため息が出てしまうのは、不思議なことではないと彼は思う。
女というイキモノは、旦那を持つと警戒心がザルになるのだろうか。まぁ、酷い偏見だし羽根付きの女は「旦那ではない」と否定していたが。
そんなことを考えつつ、案内をしようと歩き出した彼に彼女が一言。





「え?あなたは…女の人でしょう…?」




…あぁ、これが不幸なのか。
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読み方。

雷剣(ライケン)
 |
  ⇒ 一光 火狐雷(イチコウ カグヅチ):単体炎熱攻撃
  ⇒ 二光 御戈迅火(ニコウ ミカハヤヒ):炎熱武器強化
  ⇒ 三光
  ⇒ 四光 闇水津刃(シコウ クラミツハ):生命力吸収
  ⇒ 五光 白兎(ゴコウ ハクト):大治癒
  ⇒ 六光 
  ⇒ 七光 此花咲耶(シチコウ コノハナサクヤ):全体炎熱攻撃 
  ⇒ 八光 武御雷(ヤコウ タケミカヅチ):全体雷電攻撃

数字の読み方バラバラですね(笑)
漢数字を難しい方(壱・弐・参)にしようかとも思いましたが、なんだか見映えが悪いのでこちらに。
名前で解るかもしれませんが、日本の神様とかの名前ですね。
字を変えて使わせて貰おう、とか思ってたんですが…五光の因幡の白兎だけはどうしても当て字が思い浮かばず、まんま白兎という結果に。

散々覚えないと言っていた炎熱系を覚えたのは、下に来るクラミツハ・タケミカヅチがカグヅチの一部から誕生したと言うお話からです。

森が…森が燃える(何

雷剣と謳っておきながら雷電系は一つ。
きっと全部雷で行うんですよ!(えー

御覧の通り、まだ増えます。

6/3 増えました。

ミカハヤヒ。こちらも火神様になります。
カグツチの血から生まれたのだそうです。

やははー。

「その瞳も、唇も、想いも、心も。貴方の全ては、あたしのモノ――」


「―――その瞳の中に居られるのならば、あたしはなろう。悪魔にだって。」


「―――その想いにこの躯を染められるのならば、あたしは螺旋曲げよう。世界の選んだ道を。」



「貴方を想い、百年を生きよう。」

「貴方を求め、百年を生きよう。」

「貴方と逢い、百年を生きよう。」

「貴方と別れ、百年を生きよう。」

「貴方を憎み、百年を生きよう。」



「そして伝えよう。貴方の生きた道、優しい言葉、思いを貫くその姿を。」




いつか出逢う、新しい生命に。






というわけで落書きです(ぇー
ただいま作業に躓いておりまして…まぁ、うん。

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