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扉の先

「あんた誰?」


「……か、母さん?」





その日は生憎と天気があまり良くなかった。
受付には妹が座り、暇そうにしていた。俺は、と言えば…特にすることも無く部屋でごろごろ。
仕事は先ほど終えて、とくに用事も無い。

だからというわけではないのだが。
ただちょっと、興味が湧いただけだった。あの部屋に。


―――――

「ねぇ、オープンって明後日からだよね?…いやまぁ、いつオープンしたって変わんないのは知ってるんだけどさ。なんかあんじゃん、気分的なモノ。」

その日は結構天気が良かった。
ロビーになる場所で旦那はのんべんだらりと荷物を片付け、あたしはもう何度目かの部屋…客室の掃除をしていた。

「やることやったんだけどなぁ…不安が拭えねー…あいつホントちゃんと考えてんのか?」

ため息が漏れる。


ある日、あたしは冒険者を続けられなくなった。
理由はまぁ、好きなヤツと一緒に居る以上はそうなるよねって話で。割とあっさり夢をあきらめ…というよりは、夢を切り替えた。

「――――?」
「うん?…扉があかないって…別にぶち破っちゃえばよくね?」

呼ばれて行った先にはひとつの扉。


ノブもある普通のドア。ただ、少し古びた感じ。

「…」

「あとよろしく」。言いながら旦那は戻って行って…
こちとら身籠ってんぞ、なんて思いながらもつま先で軽く地面をトントンと蹴る。慣れた動作。
回し蹴りでいいだろと身体にひねりを加えた

瞬間。



『ガチャリ』

ドアノブが動く。

…?
確かに動いた。中に何かいる?
いつぞやの件もある。背中に何か冷たいものを感じながら
開かないと言われ実際そうなのだろうと知りつつも、ドアノブに手を掛け、静かに回した。


――――――

宿内を歩く。
あの扉を見つけたのはしばらく前…一応、絆創膏を貼りつけてはいたが時間が経ち過ぎて反応が薄い。

「たしか…ここか」

いくつかのドアを通り、長い廊下を歩く。
しばらく歩くと、突き当たりに見えるやけに真新しい扉。この扉を交換した覚えも、修理をした覚えもない。
しかし周囲の扉と見比べても明らかに新しい。経年劣化というものが見られない、と言えばいいのだろうか。

「前は無理だったけど…開いたら少しは暇つぶしになるかな。」

ほんの少しの暇と、ほんの少しの好奇心。そして開く訳はないという、結果を知っているが故の軽い気持ち。
そんな状態なものだから、あっさりとドアノブに手を掛け、少し強めにノブを回した。

瞬間



『ガチャリ』

ドアノブが動く。

…!?
確かに動いた、というか回った。予想外だ。
なぜ?以前はノブを回すどころか、魔法で破ることすらできなかった。

そんな事を考えつつ…ノブを掴んだまま驚きに固まっていると

向こう側からノブを回す感触。

「っ!!!」

あまりの気持ち悪さに、扉から飛びのいて勢いよく腕を前に伸ばす。
ゆっくりと開かれる扉…。いつでも魔法を使えるようにしつつ、扉の奥に神経を集中する。

そして、開いた扉の先に居たのは


――――――

「「……」」

彼の目の前に現れたのは、少女…というには大人びていて、女性…というには若すぎる。そんな印象の…どこかで見た事のある顔の女。

彼女の視線に飛び込んできたのは、自分とそう変わらないであろう少年。なぜかこちらへと腕を伸ばして…構えている?


「あんた誰?」

女は言う。あまりよろしくない目付きと態度、そして強めの語気で。

「……か、母さん?」

少年は思い出す。どこで見たのかを。その顔を見たのは、ずいぶんと古ぼけたブロマイドの中であることを。




つづかない(ぁ
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戦闘結果

最近流行ってるんですかね。

ウチの子が戦闘したら

シャル>リナカ≧アマツ>クエス>ツバメ(

まずシャルロットの体力30を他のPCは1ターン目で削りきれないので大体「気絶」か「浮揚」を使われてガリガリやられます。
リナカとアマツは多分リナカのが回避命中高いので多分リナカじゃないかなぁと。
クエスはそもそも魔法当たらないし決定打もなし
ツバメはもう論外。というか戦闘要員じゃないし。


結論
ヤンデレの勝利。

運が良ければリナカでもシャルに勝てるんじゃなかろうかっていう。
ウチの子は星の数が正義になりました。

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とある父親の愚痴語り

裏通りにある小さな酒場。
人も疎らで顔を出す面子は決まって中年のオヤジたち。

その中でも歳格好に似つかわしくない着流しを着た白髪の男が、煙管片手に酒を傾けマスター相手に語っている。

「娘がぁよ?冒険者になりてぇっつってさ。」

「解らんでもねぇ。たしかに、ウチのカミさんだって昔ぁやってた事だぜ?…でもよぉ」

「14だぜ14!さすがに若すぎやしねぇか?だろぉ?俺ぁ泣いたね。ついこの間まで「パパー」つって俺とカミさんで手ぇつないでた愛娘がだ。「14歳はもう大人!」なんて言い出して…ついにだ。先日ギルドに名前登録しやがった。」

「確かによぉ、居たぜ?そんくらいの歳から冒険者やってちゃんと実力持ってたヤツぁよ。でもよぉ…わっかるかなぁ…境遇ってぇモンがあるだろ。やっぱりよ。」

「カミさんもよー、「怪我には気をつけてね」なんつってニコニコしてるし…俺ぁ気が気じゃあねぇ。カミさん方の血が濃かったのぁ不幸中の幸いってぇモンだが…」

「ん?おうそうよ、魔法使えるんだ。仕組みはわかんねぇけどな。しかも可愛いと来た。本気も本気よぉ。カミさんに似て超絶美少女。手ぇ出すなよ?闇討ちすんぞ。」

「あ?カミさん?あったりめぇだろ。未だにラブラブよぉ。10代も良いし、20代になってからも良かったが、30超えたらもう奇跡な。あの美人に愛想尽かされねぇ様に頑張らねぇとっつー危機感がヤバい。それくらい美人。」

「まぁ、その美人との娘ってんで…それなりに苦労して育てたんだがなぁ…この前なんか、「ヘタレ!」なんて可愛い声で罵られちまった。酒が美味くて仕方ねぇ…」

「とりあえず、しばらくはちょこちょこついてって、様子見かね。知り合いにも頼んでよ。過保護?馬鹿言ってんな、当然だろ。子は宝だぞ。いや、ウチの娘に限っては世界の宝だな。嫁に行く場面想像して泣いちまってよぉ、嫁さんにガチで宥められるっつーくらい宝。手ぇ出すなよ?寝てる顔に濡れ手拭い掛けんぞ。」

「おっと…もうそろそろいい時間だな。ごっそーさん。あぁ、帰らねーとまた娘に罵られて酒が進んじまう」

「いいぜー。マスターもさっさと良い嫁さん見つけて子供持ってみろ。辛い事もあるけどよ、やっぱり楽しいぜ。」


裏通りにある小さな酒場。
人も疎らで顔を出す面子は決まって中年のオヤジたち。

その中でも歳格好に似つかわしくない着流しを着た白髪の男は、皺の増えた顔でカッカと笑って見せ夜の街へと消えて行った。







『あの人、また煙管忘れてったよ。歳を食っても変わらんねぇ…抜けたところは。』

ちなみに。

本日のAM後、なんとなく家に戻るのを躊躇ったリナカは寂れた公園で時間を潰していました。(トレーニングとかして)

すると、そこに…
母(大好き)と父(仮)のほぼ毎日に及ぶイチャラブ(母からの一方的)ぶりに気恥ずかしくなって散歩に出てきていた、やたらと黒髪が艶々のおb…おねーさんがやってきました。

黒髪「遅い蹴りだ…」

リナカ「Σ 出会い頭に失礼発言かよ!」

黒髪「暇。ちょっと相手をして。」

リナカ「いいけど、あんた誰」

黒髪「通行人A。」

自称、通行人Aは黒塗りの刀を抜くと刃と峰を逆にしました。

黒髪改め通行人A「これで斬れない。痛いだけ。」

リナカ「死ぬほど痛いわっ!?」


souguu.jpg


というわけで、よく解らない流れで稽古相手を見つけたとか、見つけてないとか。
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